スポンサーサイト
- 2017.05.10 Wednesday
一定期間更新がないため広告を表示しています
- -
- -
- -
2016年10月21日から24日にかけて、山形県で開催された第54回技能五輪全国大会和裁職種にて、当学園から奈良県代表として出場した和裁研究科4年の三品綾希乃さんと3年の桐山志穂さんが見事銅賞を入賞されました。
(受賞後、入賞した県代表の選手と共に浪越照雄副知事を表敬訪問し、成果を報告しました)
今回、銅賞を受賞されたお二人に座談会インタビューを行いました!
銅賞受賞おめでとうございます。早速ですが、大会前のお気持ちをお聞かせください。
【三】大会前から、出場するみんなで励まし合いながら何度も何度も練習を重ねてきたので、個人競技ではあるのですが、同じ目標に向かって皆で頑張って来た一体感があり、気持ち的にはとても心強かったです。
私は去年に続き今年2度目の挑戦だったので、学校を背負ってるというか、なんとか賞を取らなければというプレッシャーからか、行く前はちょっと体調が悪くなってしまいました。
【桐】私は初めての五輪全国大会出場で、わからないことも多くありましたが、三品先輩が色々教えてくれたり、一緒に出場する友達がいたのでそういう面ではそれ程不安は無かったのですが、練習中ずっと時間に入らなくて、やっと時間に入ったのが大会の一週間前だったので、とにかく時間に入るかが一番の不安でした。
(※和裁職種は9時間以内に着物を一枚仕上げることが課題となっています)
技能五輪全国大会はどんな感じでしたか?
(開会式の様子)
【桐】ほんとに五輪はすごくて、街中で歓迎してくれている雰囲気で、街なかで選手の方ですか?と声をかけられたりして。
開会式会場も、ものすごい人と熱気でした。
【三】たくさんの職種があるので、私達よりももっと若い子人が出ていたり、働いている方もおられたり。受賞の時は泣いている方もいて、何度も何度も練習をして真剣に取り組んでいるバックボーンというか、気持ちが分かるので、自分も選手でありながら他の選手の方たちも応援したくなりました。
五輪出場に向けてどんな練習をされてきたのですか?
【三】今回は授業中にも多く練習時間を取ってもらって、もちろん休みの日も練習していましたが、練習量が去年より随分多かったです。
その中で、大会指導の先生が私達が練習で時間を計って練習する時に、ご自分も一緒に時間を計って縫ってくれたり、部分縫いをして細かいところの指導や、注意しなければならところとか、仕上げ方とか、いろいろな事をつきっきりで教えてくれたので、それがすごく大きかったです。
先生がそこまでしてくれているという思いもあり、頑張らないといけないという気持ちがとても強かったです。
【桐】私も、先生の指導が本当に良かったです。教えてもらって、練習を重ねていくと出来上がりが見違えるように変わってきました。
今、実習で縫う着物も五輪に出る以前とは全然違っていると実感しています。
(大会指導の先生に教えてもらっているところ)
今回受賞できたのは先生のお力と、皆と一緒に頑張ってきたからこそなんですね!
【三】授業で練習時間を取ってくれたり、先生についてもらったり、周りのサポートがありがたかったです。
【桐】受賞できると思っていなかったので、名前が呼ばれた時は信じられませんでした!ほんとに嬉しかったです。
ありがとうございます。
(和裁 競技中の様子)
(競技を終えて、授賞式での様子)
最後にこれからの抱負や後輩に向けてなど、コメントをお願いします。
【桐】来年も出たいと思い、次の五輪の予選に挑戦することを決めました。
もし出られたら今年の経験を活かせるように頑張りたいです。
【三】私は今年卒業するのでもう来年は出られないのですが・・・日々の学習は同じことの繰り返しのように感じるので、毎日目標を意識し続けるのは難いので、このような大会に出させていただくと、同じような年代の人が頑張っている姿を見て、自分ももっと頑張ろうという気持ちになります。
五輪では他の職種で出場した方とかの話を聞けたりとか、外の世界を見られて刺激にもなるし、知らなかった事を知れたり、上手く言えないけど本当にとても良い経験だったと思います。私は出場して本当に良かったなと思っているので、是非後輩たちにも挑戦してほしいと思います。
今日はどうもありがとうございました。
※技能五輪全国大会は、若者日本一を競う大会で、将来日本を支える技能者を育てる事や「ものづくり」の大切さを知ってもらうことを目的に開催されます。競技に参加できるのは23歳以下の人に限られます。
次回は平成29年11月24日(金)〜11月27日(月)に栃木での開催となり、競技は見学することができます。